くにうみの先見

社会の在り方の変遷

太陽経済への移行は、非常に大きなエネルギー革命であるにとどまらず、人間の存在を規定することにもなってくる。エネルギー源の変化とともに、人間の社会の在り方は変化してきた。

最初は、狩猟・採集の時代。人間はまだ集団をなしていない時代だった。

次に、農耕の時代。土地を占有することにより閉鎖された、孤立した分散の封建の時代だ。

そして次は、工業社会の時代。石炭革命、石油経済によって呼び起こされたのは、資源集中利用から起こるピラミッド型の構造だ。都市の構造、企業の構造、社会の構造もピラミッド化していった。

これから来るのは、多次元でネットワーク化した社会の時代だ。ハブはあるけれども、開放されてオープンな組織である。

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